八ヶ岳南麓天文台 FM(VHF帯域)電波伝搬モニター観測(串田法)による


 横浜自然史博物館@virtual
 ホームページに、串田氏の
 地震前兆観測がビデオ紹介
 されました


地震前兆観測について       ※詳細はPHP新書「地震予報」参照



こちらより《地震前兆観測研究「地震予報」16ページのテキスト》をダウンロードいただけます



地前兆観測「地震予報」の概略

1993年、FM電波を利用した流星のモニター観測(FRO)を実施中、地震に先行した変動を発見。1995年までに地震活動に先行して、FM電波観測のデータに独特の変動が出現することを確認し続け、1995年、兵庫県南部地震前に顕著な変動が観測されたことから研究を本格化。

通常は届かないFM放送局電波が、地震発生前に震源上空で散乱変化が生じ、通常と比較して、受信強度変化等が観測される現象と認識される。(地震発生前に通常聞こえないFM放送が聞こえるようになる訳ではない)。地震前兆として観測される変動は、出現開始後、顕著な極大を示し、その後変動が終息し静穏化時期を経て地震発生に至るという時間的変化を示す。地震前兆として観測される変動を解析すると、地震発生の「領域、規模、時期」三要素を地震発生前に推定することができる。地震活動内容の要素を推定するための根拠は、全て異なる変動の要素から各々別に求められる。

@変動(影響)FM放送局の出力と位置(複数)から、原因領域=「予測震央域」を推定可能。
A前兆変動極大時に出現する独特の変動波形の出現継続時間計から「規模」を推定可能。
B前兆変動の時間的変化には一定の時間比率が認められるため、「発生時期」を推定可能。

地震前兆出現期間=地震発生までに要する時間は、規模に関係なく、震源領域にかかっている力「歪み速度」にある程度依存している可能性が示唆される。メカニズムはまだ明らかとなっていないが、地震発生前に震源上空の電子密度に微小な変化が生じ、FM電波の散乱強度が変化している可能性が高い。実際に検知された地震前兆と対応地震位置や散乱された放送局位置から、震源上空の電子密度変動領域は電離層領域である可能性が高い。

地震発生前に観測される変動の中に、発生する地震の領域や、規模、時期などの地震活動内容の情報が含まれている事実は、前兆変動出現期間中に地下の震源領域で、微小破壊等が進行し、徐々に断層(破壊面)が形成されていく過程を、電磁気変化として捉えている可能性が示唆される。このことから、FM電波での観測に地震前兆変動が出現観測される期間も地震活動の一部であり、形成された微小破壊等による微小破壊面(断層面)が、さらなる応力によって、最終的に大破壊が生じ、断層を生じて地面が揺れ動くのが地震発生である可能性も示唆される。つまり地震活動は最終的な結果である可能性がある。

もし仮に前述のような現象であるならば、断層形成過程を観測し、最終破壊を示す作業となるため、現在使用されている「地震予知」という言葉よりも、「地震予報」という言葉(日本語では)の方が適していると思われる。予知能力や、予知夢という、超自然的な能力で良く使用される「予知」という言葉より、「予報」という言葉の方が適切と考える。気圧配置や衛星画像を観測して、今後の天気を予測する作業を天気予知とは言わず、天気予報と言うように、地震前兆を観測解析して、発生する地震内容を発生前に推定する作業を、地震予報と表現したい。